パラスポーツスタートガイド

人馬一体で競技に参加!©JRAD

EQUESTRIAN

馬術

障害に応じて工夫された手綱や鞍を使用するなど、選手と馬とが呼吸を合わせて、指定の場所を歩いたり図形を描き、演技の正確性や美しさを競い合います。

  • 肢体不自由
  • 視覚障害

【競技紹介動画】馬術紹介

競技ルール・種目

パラリンピックでは、人と馬が一体となって、いろいろな歩き方や図形を描いて演技し、正確さ、美しさを競います。決められた演技を順番通りに行うインディビジュアルテストとチームテスト、そして、自由にプログラムを立て、音楽に合わせて演技するフリースタイルテストがあり、いずれも運動項目ごとに0~10点の得点がつけられ、その合計得点を競います。

障害を考慮した特殊馬具 バー手綱 靴を固定するゴム 審判 コマンダー フレンドリーホース 60m (GⅣ〜GⅤの場合、GⅠ〜GⅢは40m) 20m

TOPICS馬との信頼関係が大切!

©JRAD

ココが面白い!

競技団体からメッセージ

馬と心を通わせて
一緒に競技を行うスポーツ

馬術は、馬と一体になって図形を描いたり、決められたルートを歩いたり、技を行います。演技の正確性と美しさ等で勝敗が決まる、パラリンピック唯一の採点スポーツです。馬と心を通わせ、的確で最小限の指示を与えることで、あたかも馬が自ら演技を行っているかの様に見せることができます。馬術の楽しさ、素晴らしさに興味のある方は、ぜひ日本障がい者乗馬協会までお問い合わせください。

選手からメッセージ

馬術の魅力は何といっても馬と一緒に競技をすること。馬の魅力は暖かく優しい目。綺麗です。馬の力を借りて何歳になっても競技に参加できます。特にパラ馬術では馬具の工夫などで馬上では障害をカバーできるところや、上手くできた時のドヤ顔の馬たちが見どころです。皆様も一緒に競技に参加してみませんか。

©JRAD東京2020パラリンピック競技大会
個人規定第7位
入賞・個人フリースタイル第8位入賞
パラ馬術 宮路満英みやじ みつひで選手

主な大会情報

以下の国内大会、国際大会が行われています。

  • パラリンピック
  • 全日本パラ馬術大会
  • CPEDI3★

パラリンピックに
出場するには

パラリンピックでは、肢体不自由と視覚障害の選手が対象です。障害の種類や程度に応じて、5つのクラス(グレード)に分けられます。個人戦ではグレードごとに競技を行います。団体戦では、グレードを問わずにチームを組んで競技を行います。

クラス 障害の程度
グレード
四肢ならびに体幹に重度の障害があり、日常的に車椅子を使用。
歩行できる場合もあるが、バランスや体幹機能が落ちているため不安定。
グレード
中程度の体幹障害、重度の四肢障害など、上肢は使えるが、
体幹のバランスがほぼない。日常的に車椅子を使用。
グレード
体幹、四肢に中程度の障害がある(グレードⅡほどではない)。
日常的に車椅子を使用。
グレード
両上肢の重度障害もしくは欠損、四肢の中程度の障害、低身長、
視覚障害など。日常的には車椅子は使用せずに歩くことができる。
視覚障害の場合は、アイマスクを着用。
グレード
軽度の他動関節可動域障害・筋力低下、1肢の欠損、2肢の軽度の異常、
視覚障害など。

競技団体情報

お問い合わせ

【(一社)日本障がい者乗馬協会】

URL:https://jrad.jp

【(特非)東京障害者乗馬協会】

URL:http://tader.jp/

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