卓球 | 競技紹介 | パラスポーツスタートガイド

TABLE TENNIS

卓球

さまざまな障害のある選手が、時には、時速100kｍ以上の速さで飛んでくるボールを、見事に打ち返すスピードや、緩急織り交ぜた戦略を駆使した頭脳戦が魅力です。

【競技紹介動画】卓球紹介

競技ルール・種目

パラリンピックでは、１ゲーム11点制で、３ゲーム先取で競います。基本的なルールや卓球台は一般の卓球と同じですが、障害に応じてルールを一部変更しています。なお、知的障害（クラス11）は一般の卓球と同じルールです。

274cm ネット 15.25cm 76cm 152.5cm 40cm 台と脚のエンドラインは40cm以上離れているサポートエッジサイドラインセンターラインエンドライン

TOPICS躍動感あふれる試合展開！

ココが面白い！

日本肢体不自由者卓球協会
からメッセージ

パラスポーツ初心者でも
取り組みやすい競技

パラ卓球は、より多くの障害をフォローできるパラリンピック競技です。老若男女健常者とも一緒に楽しめる、一番ライトに取り組みやすいパラリンピック競技といっても過言ではありません。初めてパラスポーツにチャレンジされる方や、競技としてではなくても健康のために体を動かしたいという方も、そして全国の障害者スポーツ施設でも卓球環境が整っていることが多く、すぐに取り組める競技です。

選手紹介

先天性の障害を両足首に持ち、中学一年の時に部活動として卓球を始めました。当時は自分が障害者としての認識はなく、パラ卓球との出会いは中学三年の時、卓球クラブのコーチの紹介でした。パラの大会に初出場した際、パラ卓球独特の戦術・技術に翻弄され全く勝てず、そこから自分の障害に合うスタイルとパラ卓球ならではの戦術を考え始め、高校２年でジャパンオープンで初優勝。最高世界ランキングを2位まで上げました。エースとして期待され出場した東京2020パラリンピック競技大会では、混戦したリーグを勝ち抜くことができず予選リーグ敗退。パリ2024パラリンピック競技大会で金メダル獲得を目標に、プロ選手として活動しながらパラスポーツの発展、魅力を発信しています。

日本知的障がい者卓球連盟
からメッセージ

年代を問わず
誰もが楽しめる

卓球台もルールも全て一般の卓球と同じなので、一般の試合への参加もでき、年代問わず誰もが楽しめるスポーツです。シングルスとダブルスの種目があり、団体競技と個人スポーツの双方の魅力があります。なにより、近くで卓球ができる場所は意外と多く、手軽に始めることができるので、スポーツが苦手な方や、運動を始めたい方におすすめです。

選手紹介

中学1年時に卓球を始めました。ちょうどその時期、日本知的障がい者卓球連盟が設立し、パラリンピックを目指す競技性の高い大会がスタートしました。第1回FIDチャンピオンシップ大会に、学校からその大会の情報を聞いた伊藤は、「せっかくなので参加しよう」という軽い気持ちで出場し、見事4位に入賞しました。まだ卓球を始めて1年ほどの頃。その後強化指定選手に選考され、香港での大会に出場したところ、粒高の異質ラバーが効いて準優勝となりました。リオ2016パラリンピック競技大会には、32歳にして念願の初出場を果たしましたが、結果は2敗で予選リーグ突破はならず悔しい思いをしました。卓球を初めて24年が経った、東京2020パラリンピック競技大会で念願のメダル獲得となりました。