HAND SOCCER
ハンドサッカー
「ハンドサッカー」は、ルールの工夫により、障害の種別や程度を超えて誰もが参加できるように考案されたスポーツです。ハンドサッカーを通じて、スポーツをできる喜びや楽しさを知り、チャレンジすることの大切さ、あるいは成功体験を手に入れて、大きく成長した子どもたちも多いと言います。
【競技紹介動画】ハンドサッカー紹介
競技ルール・種目
【競技の成り立ち】
特別支援学校には、さまざまな障害を持った児童・生徒が通っています。車椅子を漕げる人、電動車椅子の人、車椅子に乗っていない人もいます。知的障害がない人・ある人でも、文字や会話が理解できる人から、理解が難しい人もいます。脳性麻痺や難病によって体の自由がきかない人もいます。
一般的なパラスポーツは、医学モデルによって区分されているため、ゴールボールは視覚障害の方、脳性麻痺サッカーは脳性麻痺の方が……というように競技者が定められています。特別支援学校には、いろいろな障害を持っている児童・生徒がいるからこそ、障害の種別や程度を問わず、みんなでできるスポーツはないか?と都立肢体不自由養護学校(現・特別支援学校)の先生方が思案してハンドサッカーができたのが、今から35年以上前の事です。
東京都の特別支援学校の体育研究会で、各校の取り組みを発表していくなかで、ハンドサッカーのルーツとなる、球技を開発し、取り組んでいる学校がいくつかありました。これを統一して対外試合を行ったことが、ハンドサッカーの始まりです。
【ルール】
ルールでとくにポイントとなったのは、移動ができない児童・生徒でもフリースローのシュートができるポジションを用意したこと。それがポイントゲッター(PG)とスペシャルシューター(SS)です。
PG、SSのシュート方法はそのポジションをやる選手の障害の程度によって異なります。シュート方法は、選手本人と指導者が相談して、その選手にとって50パーセントの成功確率の課題にチャレンジします。100パーセント成功するような簡単な課題ではなく、成功、失敗の可能性が五分五分の課題を与えるのは、生徒たちの成長、発達を第一に考えているからです。
また、ほとんどの児童・生徒がライナー性のパスを捕るのが難しいため、体の一部でも、車椅子のタイヤでも、どこかに触れたらボール保持と見なして、審判がボールを渡してくれます。
上肢でボールの保持が困難な選手は、身体及び車椅子にボールが触れた時点でタッチ判定となり、ボール保持となる。
詳しいルールは日本ハンドサッカー協会HPへ!
TOPICS障害の程度によって異なる課題、シュート方法
ココが面白い!
競技団体情報
お問い合わせ
- 日本ハンドサッカー協会
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