パラスポーツスタートガイド

上半身の力で一気に押し上げる!撮影:西岡浩記

POWERLIFTING

パワーリフティング

下肢に障害のある選手が、上半身の力を使って、バーベル(おもりのついた棒)を持ち上げます。わずか3秒のドラマの中に選手の闘志や緊張感、歓喜など、魅力が詰まっているスポーツです。

  • 肢体不自由

【競技紹介動画】パワーリフティング紹介

競技ルール・種目

パラリンピックでは、一般的なベンチプレスと同じルールで競技が行われています。あお向けに寝て、上半身の力でバーベルを持ち上げ、審判の合図で胸の上に下ろし、バーベルをひじが伸びるまで押し上げます。各選手3回ずつ試技を行い、重い重量のバーベルを持ち上げた順に順位がつきます。

アシスタント 主審 コーチ 副審 副審 アシスタント

TOPICS一瞬にかける気迫!

撮影 西岡浩記

ココが面白い!

競技団体からメッセージ

シンプルだけど
奥が深いスポーツ

足に障害のある方、低身長の方、上半身の筋肉を鍛えてみませんか。車椅子の方は、上半身を鍛えることで飛躍的に日常生活が楽になります。しっかりと上半身が鍛えられる、その秘密はベンチプレス。上半身の力を効率よく鍛えます。それがパラ・パワーリフティング。誰でもできるシンプルなスポーツですが、やってみれば奥が深い世界です。あなたも筋肉に向き合ってみませんか?

選手紹介

18歳の時、電車との接触事故により脊髄損傷、車椅子ユーザーとなる。2016年の選手発掘事業で「障害別ではなく体重別のみで競われる、健常者を超えられる種目」という競技説明を聞き、パワーリフティングの世界へ。特に影響を受けた選手は、イランのラーマン選手。2020年、2021年、全日本選手権、男子59Kg級2連覇中。東京2020パラリンピック出場(10位)、日本記録保持者(145Kg)。※2022年1月時点

パラ・パワーリフティング
光瀬智洋こうせ ともひろ選手

主な大会情報

以下の国内大会、国際大会が行われています。

  • パラリンピック
  • アジアパラ競技大会
  • 世界選手権大会
  • 全日本選手権
  • チャレンジカップ京都大会
  • アジア‑オセアニア地域選手権大会
  • ワールドカップ

パラリンピックに
出場するには

パラリンピックでは、下肢障害や低身長(男子144cm以下、女子140cm以下)の選手が対象です。試合は障害の種類や程度によるクラス分けではなく体重別で行います。切断の選手はその分、体重が軽くなるため、切断の範囲に応じて自分の体重に一定の重量が加算されます。

性別
男子
階級
49kg
54kg
59kg
64kg
72kg
80kg
88kg
97kg
107kg
107kg
超級
性別
女子
階級
41kg
45kg
50kg
55kg
61kg
67kg
73kg
79kg
86kg
86kg
超級

競技団体情報

お問い合わせ

【(特非)日本パラ・パワーリフティング連盟】

URL:https://jppf.jp/index

おもな活動場所

【日本財団パラアリーナ】

品川区東八潮3-1

●ゆりかもめ
東京国際クルーズターミナル駅 徒歩すぐ

●東京臨海高速鉄道りんかい線
テレポート駅 徒歩12分

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