WHEELCHAIR FENCING
車いすフェンシング
専用のフレームに固定された車椅子に乗って、相手を剣で突いてポイントを競います。目にも止まらぬ速さで攻撃するスピードは、とても迫力があります。
【競技紹介動画】車いすフェンシング紹介
競技ルール・種目
パラリンピックでは、基本的には一般のフェンシングと同じですが、「フレーム」という装置に110度の角度で車椅子を固定し、上半身だけで突き合うという特色があります。種目は剣の違いなどによってエペ、フルーレ、サーブルがあります。
個人戦は3分間で3セット行い、ポイントで争います。男女ともフルーレは胴体のみの突き、エペは上半身への突き、サーブルは上半身の突きと斬り、があります。フルーレとサーブルは攻撃権を得た上でなければポイントを得られません。
各種目の有効面(得点ゲット範囲)
フルーレ有効面が胴体のみになり、
他の2種目よりせまいことが特徴です。
剣の長さは110cm以下、
剣身は90cm以下、
重さは500g以下という規定があります。
エペ上半身全てが有効面となり、
攻撃範囲が広いことが特徴です。
剣の長さは110cm以下、
剣身は90cm以下、
重さは770g以下という規定があります。
サーブル手の先を除く、
上半身が有効面になります。
突きだけではなく、
斬りもある種目です。
剣の長さは105cm以下、
剣身は88cm以下、
重さは500g以下という規定があります。
TOPICS間合いゼロの
スリリングな戦い!
ココが面白い!
選手からメッセージ
社会人2年目の24歳の際に趣味のスノーボードで脊髄損傷を受傷、車椅子生活となりました。受傷一年後の東京都主催のスポーツイベントで車いすフェンシングを体験し、2015年から競技を開始しました。2016年から日本代表として活動し、競技やパラスポーツの普及にも積極的に関わっています。車いすフェンシングは車椅子を固定された台の上で行う競技のため、車椅子の操作に習熟しなくても、身体的なトレーニングとフェンシングの技術を磨くことで世界を目指せるスポーツです。まずは体験からぜひ気軽に始めていただければと思います!
主な大会情報
以下の国内大会、国際大会が行われています。
- パラリンピック
- アジアパラ競技大会
- 世界選手権大会
- ワールドカップ
- 国内大会
パラリンピックに
出場するには
下肢障害の選手が対象です。障害の程度に応じてA、Bの二つのカテゴリーに分かれます。エペ、フルーレでは男女個人、団体があり、サーブルは男女個人のみです。
カテゴリー | 対象障害 |
---|---|
A | 腹筋による上半身のコントロールができる下肢欠損や切断、対麻痺の選手。 剣を持つ手には障害がありません。 |
B | 腹筋が効かず上半身のコントロールができません。 上半身や剣を持つ腕に障害のあるものや不完全四肢麻痺も含まれます。 |
競技団体情報
お問い合わせ
- 【(一社)日本パラフェンシング協会】
おもな活動場所
- 【北区赤羽体育館】
-
北区志茂3-46-16
●東京メトロ南北線
志茂駅 徒歩7分●JR赤羽駅
徒歩17分●都営バス
王57 北車庫入口下車 徒歩3分
- 【江戸川区スポーツセンター】
-
江戸川区西葛西4-2-20
●東京メトロ東西線
西葛西駅 徒歩7分●都営バス
新小21・西葛20・西葛27
西葛西駅下車 徒歩7分●都営バス
亀29 スポーツセンター前下車 徒歩3分