パラスポーツスタートガイド

組んで始める力強い攻防!©日本視覚障害者柔道連盟

BLIND JUDO

視覚障害者柔道

視覚障害者の柔道は通常のルールとは異なり、組み合った状態から開始されるため、接近戦での技の掛け合いが見どころになります。開始直後から大技が決まり、大迫力の試合展開になることも。

  • 視覚障害

【競技紹介動画】柔道紹介

競技ルール・種目

視覚障害者柔道は、組み合った状態から始まります。試合場は10m四方です。男女とも体重別での個人トーナメント戦を行い、立技、寝技による「一本」、「技あり」と「指導」の累積3回による「反則負け」により勝敗を決めます。

4分の試合内で「技あり」による差がない場合は、ゴールデンスコア方式の延長戦で勝敗を決めます。ゴールデンスコアは時間無制限で行われ、「一本」または「技あり」が決まるか指導の数に差が出た時点で、勝敗が決まります。

開始線 コーチ 主審 最大10m 最大10m コーチ

TOPICS積極的に攻める
姿勢が重要に!

©日本視覚障害者柔道連盟

ココが面白い!

競技団体からメッセージ

見えないことが
強さに変わる

視覚障害者柔道とは、視覚に障害がある人が行う柔道のことです。柔道は基本の受身を十分練習しておくと、怪我をすることはほとんどありません。日常生活において段差や障害物につまずくなどの危険な場面に遭遇した時でも自らを受身によって守れたり、怪我を軽減することができます。また組手から始められることで健常者とも同等に組むことが出来るので、他の視覚障害者スポーツにはない面白さがあります。練習を通じて技を磨き、相手に勝つことで自分自身に自信を持つことができ、心身ともに強くなれる。自分でもやればできるんだと思わせてくれる。そんな大きなチカラが視覚障害者柔道にはあります。

選手からメッセージ

柔道をやることが苦しいと思った時期もありましたが、多くの人に励まされ背中を押してもらってここまで続けることができました。何より一緒に組んで練習をしてくれた仲間に感謝です。柔道は一人ではできない、必ず自分と組んでくれる相手が必要です。だから自分は柔道を通して掛けがえのないたくさんの仲間を得ることができました。目が見えないことは不便だけれど、それは決して不幸ではなく、頑張れば幸せを感じる時が来る。僕は柔道に出会えて自分の病気に対する気持ちが大きく変わり、前向きに生きていこうと思えるようになりました。それはもちろん柔道の精神を学んだことも大きいですが、一緒に組む仲間が自分を変えてくれたと思っています。こんな僕の試合を見て、「平井が出来るのだったらきっと私でもできる」そう思ってくれる人が一人でも多くあらわれてくれることを祈っています。一緒に柔道をしませんか!!
東京2020パラリンピック競技大会
男子60㎏級入賞 平井孝明ひらい たかあき選手

主な大会情報

以下の国内大会、国際大会が行われています。

  • パラリンピック
  • アジアパラ競技大会
  • 全日本視覚障害者柔道大会
  • IBSA柔道世界選手権大会

パラリンピックに
出場するには

視覚障害クラス分け基準
(原則、両眼で見た状態で判定)

クラス 基準
J1 光覚弁なしから視力が0.0025まで (全盲~光覚程度)
J2 視力が0.032から0.05まで、あるいは視野直径が60度以下

※2022年1月より新基準に改正

階級表

性別
男子
視機能 基準
J1 60kg
73kg
90kg
90kg
超級
J2 60kg
73kg
90kg
90kg
超級
性別
女子
視機能 基準
J1 48kg
57kg
70kg
70kg
超級
J2 48kg
57kg
70kg
70kg
超級

競技団体情報

お問い合わせ

【(特非)日本視覚障害者柔道連盟】

URL:https://judob.or.jp

おもな活動場所

現在は体験会を行っておりません。詳細に関しましては、お問い合わせください。

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