パラスポーツスタートガイド

パラスポーツのココが知りたい

東京2020パラリンピック競技大会での日本選手の活躍など、
注目度も高まっているパラスポーツ。
しかしまだ知らないことも多いのではないでしょうか?
まずはパラスポーツの基本的な疑問にお答えします。

  • 01

    パラスポーツ
    とは?

  • 02

    パラスポーツの
    はじまりは?

  • 03

    パラスポーツを
    始める
    きっかけは?

  • 04

    パラスポーツの
    競技が
    知りたい

  • 05

    始めるからには
    勝負を競いたい!
    日本を代表する
    パラアスリートに
    なりたい!

01パラスポーツとは?

パラスポーツとは、障害のある人のために考えられたスポーツや障害の有無に関わらず取り組めるスポーツについて広く表す言葉です。一般のスポーツのルールを一部変更したり、用具を用いて工夫したりすることで、楽しく安全にスポーツを行えるようにしているほか、ボッチャなど、もともと障害のある人のために考え出されたスポーツもあります。最近では、障害の有無に関わらず共に楽しめるという点も注目されています。※JPSA「2030年ビジョン」参照

ルールによる工夫例

【視覚障害者柔道】

視覚障害のある人の柔道は、互いに組んだ状態から試合が始まります。

用具による工夫例

【陸上競技、自転車など】

義足や義手、競技用車椅子(レーサー)などを使用して競技に臨みます。

障害がある人のために
考え出されたスポーツ

【ボッチャ】

ボッチャは重い障害のある人ができるよう考え出されたスポーツです。
自分でボールを投げることのできない選手は、「ランプ」という用具とその操作を助ける「競技アシスタント」とともにプレーします。

02パラスポーツの
はじまりは?

障害のある人々がスポーツを行っていたという記録は紀元前から見られます。
19世紀以降のヨーロッパでは障害のある人々がクラブを作るなど活動が発展していき、初の国際的な大会として、1924年にパリで第1回国際ろう者スポーツ競技大会(現デフリンピック)が開かれました。
1948年、ロンドンオリンピックに合わせて、第二次世界大戦で主に脊髄を負傷した兵士たちのリハビリテーションの一環として行われたアーチェリー競技大会がパラリンピックの原点となりました。

03パラスポーツを
始めるきっかけは?

趣味として始めるほか、リハビリテーション、健康増進や体力づくりなどをきっかけに始める方が多く、継続することにより「生活にハリが出た」、「日常の動作も楽にできるようになった」、「新たな仲間との出会いで世界が広がった」と感じるなど、生活の質の向上にも効果があると言われています。
リハビリテーションや趣味としてスポーツを続けるうちに、競技スポーツとしての面白さに魅力を感じてトレーニングを重ねトップアスリートになった人もいます。

04パラスポーツの
競技が知りたい!

競技紹介 42競技

このサイトでは、パラスポーツの種目・ルール、実際に体験できる施設などを「競技紹介」コーナーにて、紹介しています。
パラリンピックやデフリンピックなどの国際大会がある競技や全国障害者スポーツ大会の競技、その他東京都内に活動の拠点があるスポーツなどを掲載しています。動画でプレーの模様もご覧になれますので、ぜひ、興味のある競技をご覧ください。

05始めるからには勝負を競いたい!日本を代表するパラアスリートになりたい!

YES・NOで分かるパラスポーツおすすめ診断

スポーツを始めるからには、試合や大会で勝負を競いたい。体力や身体能力に自信があるので、トレーニングをして、国内外の大会に出場したいという方に向けて、代表的な大会をご紹介します。
公式大会では、公平に競い合うため、障害の程度に応じたクラス分けを行います。国内外の大会の対象となる障害を知りたい方は、競技早見表(大会別)」で確認してみましょう。やってみたい競技があるけれど公式大会の対象ではないという方でも、オープン参加できる大会や趣味として活動できる可能性があります。
目指すステージを問わず、ぜひパラスポーツにチャレンジしてみてください!

東京都障害者スポーツ大会

1951年から行われてきた「東京都身体障害者スポーツ大会」と、1984年から行われてきた「東京都知的障害者スポーツ大会(東京ゆうあいピック)」を2000年に統合し、「東京都障害者スポーツ大会」として開催しています。「身体」「知的」「精神」の三障害を統合した都内最大規模の障害者スポーツ大会となっています。
身体部門の個人競技は、障害の種類や程度によって区分され、それぞれの障害区分ごとに競技が行われます。知的部門の個人競技は、各年齢層に分かれて行います。
ルールは一般競技団体の規則を基にしていますが、各競技、障害によって工夫や変更がされています。障害者手帳を所持している方であれば、実力問わず参加できる大会ですので、初めて大会に出場してみたいという方にもお勧めです。

全国障害者スポーツ大会

1964年に開催された東京パラリンピックをきっかけに、毎年、国民体育大会のあと、同じ開催地で行われています。この大会の目的は、障害のある方の社会参加の推進や国民の障害のある方への理解を深めることにあります。参加する選手は世界大会を経験している方から、初めて大会に参加する方まで様々です。なお、東京都障害者スポーツ大会は、この大会の東京都選手団の派遣選手選考会を兼ねています。

パラリンピック(Paralympic)

パラリンピックは、障害のあるトップアスリートが出場する世界最高峰の大会です。4年に1度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに交互に開催され、オリンピックと同じ年に同じ開催都市で行われています。
1964年、東京オリンピックの後に東京で開催された車いすの国際競技大会「第13回国際ストーク・マンデビル競技大会」は、「パラリンピック」という愛称で呼ばれていました。この愛称は、「Paraplegia(対麻痺者)」と「Olympic」の合成語とされています。現在は「沿う、並んで」を意味するギリシャ語の前置詞「para」と「Olimpic」に由来するとされ、それぞれ固有のビジョンを持ちながら、並んで存在している両大会の関係を表しています。
パラリンピックに出場するためには、クラス分けを受ける必要がありますが、それ以外のステップについては、オリンピック出場を目指す選手と大きな違いはありません。

パラリンピックへの道

パラリンピックに出場するためには、クラス分けを受ける必要がありますが、それ以外のステップについては、オリンピック出場を目指す選手と大きな違いはありません。

競技選択 練習開始 競技団体登録  国内クラス分け 国内大会出場 強化指定選手 国際クラス分け 国際大会出場 標準記録突破 パラリンピック出場

※具体的には競技によって異なります

パラリンピック競技一覧(機能障害別)

※2022年1月時点

競技早見表

※2022年1月時点

デフリンピック

耳が聞こえない選手のための国際的なスポーツ大会です。「Deaf」は英語で耳が聞こえない人という意味です。オリンピックと同じように4年に1度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに交互に開催されます。第1回夏季大会は1924年にフランスで開かれました。競技ルールはオリンピックと同じルールですが、音が聞こえない選手のためのランプや旗などを使用するなど、視覚的保障がなされた競技環境があることが特徴です。

Virtusグローバルゲームズ

知的障害者のスポーツを統括する国際知的障がい者スポーツ連盟(Virtus)が4年に1度開催する総合国際競技大会です。知的障害のあるアスリートを対象とした競技大会で2004年に第1回大会がスウェーデンで開催され、2019年に開催された第5回ブリスベン大会から、新たにダウン症と自閉症のカテゴリーが新設され、より多くの選手が参加できるようになりました。また、Virtusに関わる国際派遣などは、全日本知的障がい者スポーツ協会が中心的な役割を担っています。

アジアパラ競技大会

1975年より9回にわたり開催してきたフェスピック競技大会(極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会)の実績を引き継ぐとともに、アジア地域におけるパラリンピック・ムーブメントの推進と競技スポーツのさらなる進展を図るために4年に1度開催されるアジア地域の総合国際競技大会です。
実施競技は規定されていませんが、パラリンピック正式競技のうちアジア地域で一定の参加数が見込める競技と、フェスピック大会実施競技としての実績のある競技の中から決定されます。

その他にも、スペシャルオリンピックスやIBSA(国際視覚障がい者スポーツ連盟)が主催する大会、各競技のワールドカップや世界選手権などの国際大会も開かれています。

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